pic01前回記事に続きますが、先日高反発バットについて話をする機会があり、いろいろな意見を聞くことができました。

そもそも高反発バットを使用する目的は何なのかということ。
自分のバッティング技術やパワーを補ってくれる画期的なバットであることは間違いありませんし、指定されたゾーンでインパクトできればその性能が十分発揮されることでしょう。

現在販売されている高反発バットは長さが76cm程度もモノも販売されているそうです。メーカーは小学生低学年をもターゲットにしているのでしょう。
バッティングフォームも固まっていないうちから、"ここに"ボールが当たれば良く飛ぶからと買い与えて試合でヒットを打ったところで、その選手にとって何が残るのでしょうか? 試合でヒットを打てば当然楽しいでしょうし、それでチームが成績を残すことができれば、指導者だって親だって嬉しいと思います。(当然ですよね)

しっかりとスポットでボールを捉える技術を養う事も必要かも知れませんが、そこにボールを"当てる"技術は必要ではないと私は考えます。バットがボールを捉える角度や捉えてからのバットの軌道、自分のパワーを下半身→腰→上半身→腕→バットへと伝える感覚など、ボールを遠くへ飛ばす技術や鋭い打球を放つテクニックを先に身につける必要があると思います。

小学生の頃は、何かモノの力を借りてでも良い結果を出すことができると必ず満足してしまい、それ以上の技術向上は望まなくなってしまいます。(いわゆる勘違いです)

まずはしっかりとした基礎技術を養ってから、次のステップへ進んで欲しいと願いたいです。